現在Kubernetesは急速に発達し、様々なミドルウェアやアプリケーションをKubernetes上で動かすプロダクトがでてきています。 なかでも、KubernetesのCRD・Operatorなどの機能をフル活用し、ミドルウェアの管理をKubernetesに自動的に任せるKubernetes-nativeな手法を用いることが一般的になってきました。 一方でこうした一歩進んだミドルウェアのベストプラクティスを現実に近い環境で試したりすることことは、なかなか出来ないのが現状です。 そこでこの問題を解決するために、自前のクラスタにサンプルのマイクロサービスとともにデプロイし、使用感や運用感を確認できるテストベッドを作成しました。 またこのテストベッドではOSSとして公開することで、先進的なプロダクトのベストプラクティスを模索していくことも目的としています。 本セッションではこのテストベッドの概要として、そのアーキテクチャ・使用しているミドルウェア・マイクロサービスの実装について簡単に紹介します。
Re: Kubernetes-native テストベッドで始めるベストプラクティス模索
概要
登壇者
青山 真也
CyberAgent, Inc. Software Engineer @amsy810OpenStackを使ったプライベートクラウドやGKE互換なコンテナプラットフォームをゼロから構築。CyberAgentでは Kubernetes/CloudNative 領域の Developer Expertsとしても従事。国内カンファレンスでのKeynoteや海外カンファレンス等、登壇経験多数。世界で2番目にKubernetesの認定資格を取得。著書に『Kubernetes完全ガイド』『みんなのDocker/Kubernetes』。現在はOSSへのContribute 活動をはじめ、Cloud Native Days TokyoのCo-chair、CNCF公式のCloud Native Meetup TokyoやKubernetes Meetup TokyoのOrganizerなどコミュニティ活動にも従事。