Resilience Engineering on Kubernetes ～ワンターレンの夜明け～

KubernetesはAPI Serverを中心としたReconciliation loopで、「どこかがおかしくなっても、いずれ宣言した状態に落ち着く」という特徴を持っています。これは分散コンピューティングの複雑さを解決する、優れたアイデアです。仮にどこかが壊れたとしても、順序やタイミングを厳密に管理せずとも回復できるからです。…机上では。残念ながら実際には、うまく回復できずににサービスを止めてしまう例が散見されます。では何が課題で、どう手を打てばいいのでしょうか？このセッションでは業務でKubernetesの技術支援を行い、同時に社会人大学院生として分散基盤の回復性について研究を行う話者が、どのようにKubernetesを活かして回復性の高いサービスを実現しようとしているか、そのアイデアをご紹介します。